ジョージナオペ基金
<George Na'ope Foundation(ハワイ州ヒロ市)>

2009年10月26日午前8時ハワイ島ヒロの自宅にて他界、11月6日・7日告別式が執り行われ、すべてのご遺骨はハワイ王朝末裔の伝統儀式により葬られ、安らかに天に召されました。
愛するジョージ・ルイス・ラナキラケイキアヒアリイ・ナオペ(George Louis Lanakilakeikiahialii Na`ope 1928-2009)氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。

合掌

ジョージナオペ基金委員会は、アンクルジョージ氏より授かったハワイの伝統や歴史を研究し日本のみなさまにお伝えすることを目的とし、ジョージナオペ氏のフラその他ハワイの文化に関する研究及び教育、資料の収集,展示及び管理、文化交流事業の後援、イベント及び教室の開催、募金物品の販売、関連する団体への支援及び援助などの事業を行うため、社団法人ハワイ国際交流協会内の委員会として発足致しました。

George Na'ope Foundation(ジョージナオペ基金)の本部は、アンクルの遺志により指名された者が中心となり、ハワイ島ヒロ市に拠点を構えております。

George Na'ope Foundation 本部役員構成(ハワイ島ヒロ市)
旧貴族関係者、家族代表、地元クム、日系有識者、ハワイ大学教授、相続人・友人、政府関係者
支部:George Na'ope Foundation Japan(日本支部)、ホノルル支部
http://www.georgenaopefoundation.com/
※現在は暫定的に日本側のコンテンツを表示致しておりますが、本部の準備が整い次第コンテンツを差し替え致します。

社団法人ハワイ国際交流協会とは
ハワイ州と日本の国際交流を目的に2002年に任意団体として設立され、ハワイと日本相互の経済発展や伝統文化継承を目的とし、一般社団法人として2009年12月9日に組織化致しました。
http://www.hawaii.or.jp/
※只今ボランティア会員を募集致しております。



私のハワイの父「愛するジョージナオペ」

はじめに

アンクルと最後を過ごした者として感じた事を書かせて頂きます。

アンクルは現代を生きたハワイアンらしいハワイアンで、日本人をとても理解していた数少ない義理と人情を大切にするすばらしいハワイアンでした。
年上目上の人に対しては敬意を表し、後輩の面倒をよく見られ、友情や家族思いの親分肌の方で信頼関係をとても大切にされる方でした。

昭和天皇の誕生日パーティーに招かれ、美空ひばりやその時代の芸能関係者とも好意にされており、旧ハワイ皇族とも交友関係にあります。
ニイハウ島にも行ける唯一の他島住民でもありました。
そのような偉大なアンクルと最期を共にした者として、今責任の重さを大きく感じております。


アンクルは、私を自分の子供のように可愛がって下さり、日本のスタッフの事をいつも気にしていた方でした。
父を亡くしている私は、アンクルをハワイの父(Hanai papa)と思い信頼し愛しておりましたので、とても寂しく残念でなりません。

危篤になる前日、お湯を含めたタオルで体を拭いてあげた時「ナイス!」って喜こび、歩けなかったにもかかわらず一緒に歩こうと地に足を着けて少し歩き、また元気になって走り回ってくれるのかと思っていた矢先の事です。

最後に話した言葉が、「お前と一緒にコナへ行きたい」という言葉でした。
今でも頭に焼き付いていて、、、一生忘れられない言葉になりそうです。


セレモニーについては11月6日・7日にヒロの市民会館で執り行われ、世界中から数千人の友人たちが駆けつけ、ハワイアンミュージックやフラを捧げて頂きました。
私は日本人の友人代表として家族だけの密葬に招かれ、日本のみなさまのメッセージをおさめさせて頂いております。


今後については、家族と弟子、アンクルの仲間たちでフラ文化の保存団体を作り、アンクルの歴史や教えを伝えて行こうと話し合い、ジョージナオペ基金(George Na'ope Foundation)を作るに至っております。
貴族の関係者をはじめ、家族、地元のクム、日系の有識者、ハワイ大学の教授、そして私川畑が役員として設立に携わらせて頂きます。
みなさんのお力もぜひお借りしたいと思いますので、寄付やボランティアなど、また改めてお願いしたいと考えております。
ぜひ応援下さい。

私自身は会社の経営者として経営の責任をまっとうしながらも、社会貢献の出来る会社を目指し、アンクルやハワイの友人たちから学んでいる「正しく筋が通った温かいアロハ」を地道にお伝えし続けたいと思います。


最後に

私はアンクルからフラを習わず、魂を学ばせて頂きました。
うまくは言えませんが、何事も打算的でなく損得を優先せず、人間らしいポリシーを常に維持できるよう努力し、自然な流れ・運命・縁を大切に物事を進めてゆく。
日本人として忘れている日本人のいい所をハワイの人たちに気付かされ与えられる。

日本ハワイ化計画はそのつもりで進めていたのですが、現実はフラを過剰にビジネス化される方が少なからずいる事が残念でなりません。
ハラウはお寺のように「厳粛」でクムは僧侶のように「聖職」であるべきだと思いますが、モーションや表面重視で、内面からハワイアンを感じない事が多いように思います。また、お金の入り用が多いという話も良く聞きます。

しかしその反面、フラ教室とハラウの違い、先生とクムの違いに気づいた生徒さんもたくさんおられますので、結果的にはいい方向に進んでいるように感じます。
真剣に取り組んでおられるハラウのみなさまを応援しておりますのでこれからもぜひ頑張って下さいますようお願い致します。


アロハって結局は日本でいう義理と人情にも近く、人と人、人と自然の大切な接し方のポイントであって、ビジネスライク(お金)ではなく心で助け合う、自然に敬意を持ち、素足で歩き、手でご飯を食べる、そんな人間らしいモラルや生き方の基本的な考え方が込められていると感じてます。

大阪ハワイアン倶楽部は創業から20年近くなりますが、商売をビジネスと割り切らず、一貫してこのような考え方や義理と人情でお仕事を進めてきました。
アンクルに近かった一人として、アンクルだったらどう考えるかどう行動するかを判断する時の参考にしております。

「コンクリートに囲まれ経済優先思考の生活を送る日本人」、自分も含め忘れてしまった「素朴で大切で素晴らしい考え」をハワイを通じてみなさんにお伝えできれば幸いと考えております。

危機に陥っている日本人(ギスギスしてお互い信頼し合えない人間関係、親から子供へのモラル教育の低下、大和人としてのプライドの喪失、市場主義アメリカの悪い部分の影響、権利を主張し義務を果たさない、裁判訴訟の乱発、悪質犯罪の増加など)を救えるのは、こうした温かい「アロハの心」であり「義理と人情」ではないでしょうか。

私たちは日本人としての誇りを取り戻し「人情豊かな先進国」として世界のリーダーになれることを期待したいと思います。


アンクルへ

天国でゆっくりとハワイアンを聞き歌いフラを踊りながら楽しく過ごして下さい。そしてアンクルを愛する世界中のみなさんの幸せを見守って下さい。
与えられた温かい心はいつまでも私たちの心に生き続けております。
そして、あなたの大きな「アロハ」は歪んだ世界をきっと救うと確信しております。
私の心の中に永遠に生き続けるアンクルがいる限り、どんな事があっても自分の信念を貫き続ける事をお約束致します。

Me ke aloha pumehana mau loa.

ジョージナオペ基金 George Na'ope Foundation
(ジョージナオペファンデーション)
本部会計兼日本支部事務局 川畑泰弘